バッシュメーカー別まとめ【NEW BALANCE(ニューバランス)】

復活ブランドからトップブランドへ

ニューバランスのバッシュは、実は 1990年代にも一部モデルが存在したが、当時はごく小規模で市場では目立たなかった。その後長期間バスケ市場から撤退。

しかし 2018年に本格復帰。
象徴となったのが:

  • カワイ・レナードとの大型契約(2018–)

これを皮切りに、

  • ジャマール・マレー

  • タイリース・マクシー

  • ザック・ラビーン

などトップガードとの契約を進め地位を確立。

FuelCell や Fresh Foam を武器に、安定性と履き心地を重視した高品質モデルで一気に存在感を高めた。

あくまで参考ですが、次のような特徴があります。


① クッション:FuelCell × Fresh Foam の二枚看板

  • FuelCell → 反発・スピード特化

  • Fresh Foam → 安定・衝撃吸収・柔らかさ

Nike の Zoom Air と違い、“エアバッグで跳ねる感じ”ではなくフォームの反発で推進する自然なクッション性が特徴。


② フィット:足型が“ニューバランスらしい”安定系

  • 幅広でも収まる「ゆとり構造」

  • つま先が低すぎない“万人向けラスト”

  • ホールドは強いが、痛くなりにくい

怪我しにくい構造を好むプレイヤーに刺さる。


③ スタビリティ(安定性)重視の設計思想

ニューバランスは“ランニングシューズ由来”の安定哲学が強い。

  • ワイドなソールフレア

  • ミッドソールに安定パーツ(TPU / シャンク)

  • 横ブレしにくいアッパー構造

横の動きで崩れにくい。怪我しづらい。

ガードからフォワードまで安心して履ける理由。


④ デザイン:シンプル × 機能美

Nike のような派手さよりも「シンプル × シック × 都市系ファッション」を好む層に刺さる。

オフコート人気の向上によって、“普段履きでも違和感のないバッシュ” にも進化している。

TWO WXY シリーズ

主な特徴:左右非対称の“Kinetic Stitch”サポート、軽量で反応の速い FuelCell、バランス重視設計。
主な適性:オールラウンダー、機動力+安定性を両方求める1〜3番。
シリーズ思想:ガードとウィングの“二面性(TWO)”を支えるというコンセプトで、スピード・ステップワーク・切り返し対応力を最大化。

🍵 シリーズ展開

TWO WXY 1

  • 「ガードとウイングを両立する万能シューズ」として誕生。

  • FuelCell の軽快さ+しっかりしたサポートで バランス型の原点。


TWO WXY 2

  • クッションがより反発寄りとなり、俊敏性アップ。

  • アッパーも柔らかく動きやすい方向へ。


TWO WXY 3

  • Stability Wave 搭載で 安定性と横ブレ耐性が大幅強化。

  • 1〜2より“守備・サポート寄り”へ進化。


TWO WXY 4

  • Energy Arc(プレート+空洞構造)採用で
    反発力+安定性がハイレベルに向上。

  • 縦の加速が強化され、より“万能ハイパフォーマンス”へ。


TWO WXY 5

※本サイトにおけるTWO WXY 5 のレビュー評価

  • 反応性・軽さ・安定性をシリーズで最も均整化。

  • ガードもウイングもセンター寄りも履ける完成度に到達。

  • FuelCell+プレートシステムが最成熟。

HESI(HESI LOW)シリーズ

主な特徴:ローカット中心、軽量・薄めのクッション・鋭い加速に特化、ハンドリングしやすい低重心。
主な適性:スピード型ガード、ドライブ主体、瞬間的な切り返しを多用する1番〜2番。
シリーズ思想:“ヘジテーション(Hesi)”の名前どおり、瞬発的なストップ&ゴーとスピードチェンジに特化したシリーズ。

🍵 シリーズ展開

HESI LOW

  • 「スピード特化」の軽量ローカット。

  • FuelCell 搭載で 反発のある走り・切り返し が強み。

  • ガード向けの“素早い動き”にフォーカスしたシリーズの始まり。


HESI LOW V2

※本サイトにおけるHESI LOW V2 のレビュー評価

  • FuelCell をさらに最適化し、反発+クッションのバランスが向上。

  • アウトソールが改良され、横方向の切り返し・グリップが強化。

  • アッパーのフィット感もアップし、初代より安定性が高いスピードモデルへ。

FRESH FOAM BB シリーズ

主な特徴:ランニングシューズ譲りの“柔らかく包み込むクッショニング”、足への負担軽減が強い。
主な適性:跳躍・着地の負担を抑えたいプレイヤー、長時間プレーするウィング/ビッグ。
シリーズ思想:ランニングの名作“Fresh Foam”をバスケット向けに最適化し、とにかく“疲れにくい履き心地”を提供する思想。

🍵 シリーズ展開

Fresh Foam BB

  • “長時間プレーでも疲れにくい柔らかいクッション”が特徴。

  • Fresh Foam X による 柔らかさと快適性重視の万能モデル。


Fresh Foam BB V2

  • Fresh Foam X をさらに最適化し、クッション+安定性のバランスが向上。

  • 中足部にプレートが入り、切り返し・着地が安定。

  • 初代より“動ける”万能型にアップデート。


Fresh Foam BB V3

※本サイトにおけるFRESH FOAM BB V3 のレビュー評価

  • ミッドソール構造を刷新し、反応性・敏捷性・グリップが大幅強化。

  • アッパーも軽量&サポート性向上。

  • シリーズで最も「快適+動きやすい」を両立したモデル。

KAWHI シリーズ

主な特徴:がっしりしたサポート、剛性の高い安定構造、FuelCell × プレートによる爆発力。
主な適性:ウィングのパワープレイヤー、ディフェンス力とフィジカルを重視する3〜4番。
シリーズ思想:カワイ・レナードの“フィジカル、安定、爆発的パワー”を支えるためのハイパフォーマンスモデル。

KAWHI 1

  • カワイ初のシグネチャー。

  • 重厚・高安定・高サポートの“守備的タンク系”。

  • NBの「強固でブレない」方向性を象徴。


KAWHI 2

  • FuelCell 採用で 軽量化 & 反発性アップ。

  • 1の重さと硬さを改善し、より“動けるカワイ”へ。


KAWHI 3

  • シリーズ最軽量級で 俊敏性・爆発力が大幅向上。

  • 完全に“機動力重視”の選手向けへシフト。


KAWHI 4

  • FuelCell+カーボン系プレート(Energy Arc)で
    反発・安定・敏捷性を高次元で統合。

  • シリーズの“完成形”とも言えるハイパフォーマンス路線へ。